この記事でわかること
- 環境・サステナブル分野の展示会の特徴と活用ポイント
- 環境・サステナブル分野の展示会の出展により得られるメリット
- RX Japan主催の環境・サステナブル分野の展示会の概要
脱炭素や資源循環への対応が進む中、環境・サステナブル分野の展示会は、自社の技術や取り組みを発信し、新たな商談機会を創出できる場として注目されています。業界を超えた意思決定層が来場するため、ビジネス拡大につながる可能性も期待できます。本記事では、環境・サステナブル分野に特化した展示会の特徴や出展のメリットに加え、RX Japanが開催する代表的な環境・サステナブル分野の展示会をいくつか紹介します。
環境・サステナブル分野の展示会の特徴
環境・サステナブル分野の展示会には、製造業の調達部門やエネルギー企業の脱炭素推進部門、建設業界の素材開発部門、さらには金融機関のESG投資部門まで、環境負荷の低減を共通課題とする意思決定層が数多く来場します。
展示される技術やサービスも幅広く、太陽光・風力などの再生可能エネルギーをはじめ、工場の省エネ技術、リサイクルや資源回収による資源循環、サステナブル素材、さらにはCO₂排出量を可視化するデータソリューションなど、環境・サステナブル分野の最新技術が集結します。
また、会場内では政府関係者や業界団体のキーパーソンによる政策動向のセミナーや、サステナブル経営を実践する企業による事例発表など、講演プログラムも充実しています。最新の規制対応や市場トレンドを効率的に吸収できるため、情報収集の場としても機能しています。
RX Japanが主催する環境・サステナブル・エコロジー関連分野の展示会7選
RX Japanは日本国内で多数の業界専門展示会を主催しており、それぞれの展示会はテーマごとに特化しています。今回は、脱炭素や資源循環といった環境・サステナブル・エコロジー関連分野に焦点を当てた展示会をいくつかピックアップして紹介します。
SMART ENERGY WEEK
世界最大級の新エネルギー総合展である本展は、水素・燃料電池、太陽光発電、二次電池、スマートグリッド、洋上風力、バイオマス発電、ゼロエミッション火力などあらゆる技術が出展し、世界各国から専門家が来場する展示会として業界に定着しています。世界中から人と情報がリアルに集まる本展は、対面でエネルギービジネスを加速させる重要なプラットフォームです。
| 展示会名 | SMART ENERGY WEEK |
| 取り扱い品目 | 水素・燃料電池、二次電池、太陽光発電、スマートグリッド、風力発電、バイオマス発電 など |
| 開催場所 | 東京ビッグサイト、幕張メッセ、インテックス大阪 |
| 特徴、ポイント | ・世界最大級のエネルギー総合展のため、世界各国からも専門家が来場予定 ・東京・大阪で年3回開催予定 ・過去に年間2,300社、13.4万人が来場しているため、年間を通して全国に売り込める ・業界内のコラボレーションやパートナーシップ構築の可能性も期待できる ・200本のカンファレンスが開催予定のため、業界の最新動向も学べる |
| 詳細ページ | https://www.wsew.jp/hub/ja-jp.html |
CCUS EXPO CO₂の分離・回収・利用・貯蔵 技術 展(SMART ENERGY WEEK内)
CCUS EXPOはスマートエネルギーWeek内に新設された総合展です。CO₂分離・回収技術から貯留技術、メタネーション・合成燃料などの利用技術までCCUSに関する様々な製品・技術が出展します。
| 展示会名 | CCUS EXPO CO₂の分離・回収・利用・貯蔵 技術 展 |
| 取り扱い品目 | CO₂分離・回収設備、分離・回収ソリューション(化学吸収・物理吸収・固体吸収・膜分離など)、DAC(直接回収技術)、輸送船・輸送用車両、利用技術・カーボンリサイクル、(メタネーション・合成燃料・建築材料・化学物質など)、合成技術(触媒技術・バイオ技術など)、貯留技術、モニタリング・掘削機器 など |
| 開催場所 | 幕張メッセ |
| 特徴、ポイント | ・展示会「SMART ENERGY WEEK」内で開催 ・日本全国からプラント・需要家が来場予定 ・100本以上のカンファレンスを開催予定のため、業界の最新動向も学べる ・あらゆる業者(製造業、電力・ガス・石油など)や職種(研究開発、事業開発など)の方が来場予定 ・会期2日目までに500社以上からフィードバックを得た企業の実績あり ・会期3日間で約830枚の名刺を獲得した企業の実績あり |
| 詳細ページ | https://www.wsew.jp/hub/ja-jp/about/ccus.html |
サステナブル経営 WEEK
企業向け脱炭素ソリューションやサーキュラー・エコノミー、サプライチェーンマネジメントに関連する製品が出展します。経営層、サステナビリティ推進部門、サプライチェーンマネジメント部門が来場する商談展です。
| 展示会名 | サステナブル経営 WEEK |
| 取り扱い品目 | 脱炭素ソリューション、サーキュラー・エコノミー、サプライチェーンマネジメント など |
| 開催場所 | 東京ビッグサイト、幕張メッセ、インテックス大阪 |
| 特徴、ポイント | ・経営層やサステナビリティ推進部門、サプライチェーンマネジメント部門の方々が来場予定 ・東京・大阪で年3回開催予定 ・過去に年間2,300社、13.4万人が来場しているため、年間を通して全国に売り込める ・200本のカンファレンスが開催予定のため、業界の最新動向も学べる ・日本最大級のサステナブル経営実現のための展示会 |
| 詳細ページ | https://www.decarbonization-expo.jp/hub/ja-jp.html |
脱炭素経営 EXPO(サステナブル経営 WEEK内)
2050年カーボンニュートラル実現に向け、企業にも脱炭素経営が求められています。脱炭素経営 EXPOでは、ゼロカーボンコンサル、GHG排出量見える化、コーポレートPPA、省エネソリューションなどあらゆる脱炭素ソリューションが出展し、脱炭素経営を目指す企業の経営者、経営企画、ESG・サステナブル部門などが来場する専門展として定着しています。
| 展示会名 | 脱炭素経営 EXPO |
| 取り扱い品目 | ゼロカーボンコンサル、CO₂見える化ソリューション、自家消費太陽光・PPA、デマンドレスポンス、蓄電池 / EV活用、エネマネ技術・省エネ設備、新素材・新材料 など |
| 開催場所 | 東京ビッグサイト、幕張メッセ、インテックス大阪 |
| 特徴、ポイント | ・展示会「サステナブル経営 WEEK」内で開催 ・日本最大級のサステナブル経営実現のための展示会 ・1,492社が出展し、68,840名が来場(2025年春実績) ・世界67か国の国と地域から来場 ・テレビ局7社、新聞・出版社が多数来場(2025年春実績) ・世界最大級の新エネルギー総合展「SMART ENERGY WEEK」と同時開催 |
| 詳細ページ | https://www.decarbonization-expo.jp/hub/ja-jp/about/dcm.html |
サーキュラー・エコノミー EXPO(サステナブル経営 WEEK内)
サーキュラー・エコノミー EXPOは、サーキュラーデザイン、サステナブルマテリアル、PaaS(製品のサービス化)支援、資源回収・リサイクル・再製品化技術などが出展し、循環型経済・サステナブル経営を実現したい企業の経営者、幹部、経営企画、設計・製造部門などが来場する商談展です。
| 展示会名 | サーキュラー・エコノミー EXPO |
| 取り扱い品目 | コンサルティング(サステナブル経営支援、サプライチェーン可視化など)、サーキュラーデザイン(製品の長寿命化、製品の生物資源化など)、サステナブルマテリアル、PaaS(製品のサービス化)支援、再資源化・リサイクル・再製品化、水処理 など |
| 開催場所 | 東京ビッグサイト、幕張メッセ |
| 特徴、ポイント | ・展示会「サステナブル経営 WEEK」内で開催 ・日本唯一のサーキュラー・エコノミー型の企業経営を実現する専門展 ・あらゆる業者(製造業、商社・代理店など)の方が来場予定 ・世界最大級の新エネルギー総合展「SMART ENERGY WEEK」と同時開催 ・200本のカンファレンスが開催予定のため、業界の最新動向も学べる ・業界内のコラボレーションやパートナーシップ構築の可能性もある |
| 詳細ページ | https://www.decarbonization-expo.jp/hub/ja-jp/about/ce.html |
サステナブル ファッション EXPO(FaW TOKYO内)
サステナビリティを考慮したファッション製品・素材が世界中から出展する日本最大の専門展です。サステナブルファッションに高い関心の持つバイヤーやデザイナーに、貴社の製品や素材をその場で売り込むことが可能です。
| 展示会名 | サステナブル ファッション EXPO |
| 取り扱い品目 | エコ・エシカル・フェアトレードの製品(アパレル、鞄、靴、雑貨、アクセサリー)、素材・副資材(テキスタイル、再生皮革、再生素材、天然素材、糸)など |
| 開催場所 | 東京ビッグサイト |
| 特徴、ポイント | ・9の専門エリアで構成する日本最大のファッション展「FaW TOKYO」内で開催 ・「アップサイクル」「リサイクル」「脱炭素」「オーガニック」「バイオマス」「繊維の資源循環」「トレーサビリティ」など、最新のエコトレンドを体感できる ・世界中からサステナブルブランドが集結する ・22,814名が来場(2023年春実績) ・500名が来訪し、100件以上の商談を進行させた企業の実績あり |
| 詳細ページ | https://www.fashion-tokyo.jp/autumn/ja-jp/about/sus.html |
サステナブル マテリアル展(高機能素材 Week内)
環境負荷を低減する高機能素材の総合展です。バイオプラスチックやセルロースナノファイバー、リサイクル素材などが展示され、自動車や電子機器、包装材など、製品の付加価値を素材から変えたい開発者が集結します。
| 展示会名 | サステナブル マテリアル展 |
| 取り扱い品目 | バイオプラスチック、セルロース・CNF、生分解性樹脂、リサイクル材料、環境配慮パッケージ、軽量化・長寿命化材料、バイオ化学品・添加剤、リサイクル・成形機械など |
| 開催場所 | 幕張メッセ、インテックス大阪、ポートメッセなごや |
| 特徴、ポイント | ・展示会「高機能素材 Week」内で開催 ・東京・大阪・名古屋の3カ所で開催予定 ・東京50,000名、名古屋15,000名、大阪45,000名が来場予定 ・各地域で来場者の地域が異なるため3会場、異なる地域に売り込むことができる ・高機能素材にまつわる最新テーマでのセミナーを開催 ・高機能素材に関連する展示会を複数同時開催 |
| 詳細ページ | https://www.material-expo.jp/hub/ja-jp/exhibit/susma.html |
環境・エコロジー分野の展示会出展のメリット
環境・エコロジー分野の展示会は、気候変動や資源枯渇といった地球規模の課題に対し、自社のソリューションを発信できる場です。社会課題の解決に貢献する提案を通じて、未来志向のビジネスマッチングにつながる貴重な機会となります。
出展のメリットとしては、グリーン調達を推進する企業への新規販路開拓に加え、サステナブル企業としてのブランド価値向上、さらにはESG投資を重視する投資家との接点創出も期待できます。また、環境・エコロジー分野の展示会への出展により、自社の技術や取り組みが日本および世界の脱炭素・資源循環の潮流の中で、どのように位置づけられているのかを客観的に把握できます。来場者から得られるフィードバックは、市場ニーズを知る手がかりとなり、今後の事業戦略や製品開発を検討するうえで財産となるでしょう。
サステナブル経営を目指す企業の経営層に直接コンタクトできる
普段の営業活動では、SDGsやESG関連の担当役員、グリーン調達の最終意思決定者といった経営層に直接接触するのは容易ではありません。しかし、展示会では、こうしたキーパーソンと対話し、自社の脱炭素ソリューションやリサイクル技術の導入に向けた具体的な商談につなげられるかもしれません。
また、会場にはESG投資やサステナブル融資を行う金融機関の担当者も訪れます。環境事業の将来性や社会的な意義をアピールできれば、資金調達の相談や、戦略的なパートナーシップの構築の機会が生まれます。さらに、地方自治体や公共セクターの政策担当者と面談できる場合もあり、脱炭素化に向けた実証実験への参画や公共事業での提案など、幅広いビジネスチャンスが期待できます。
サステナブル企業としてのブランド価値や認知度を高められる
環境・エコロジー分野の展示会は、自社をサステナブル企業として印象づけ、ブランド価値や認知度を高める機会となります。エコラベルやカーボンフットプリント、フェアトレード認証などを取得した製品をブースで訴求することで、小売・ECバイヤーに安心感を与えられます。
また、SDGs達成に向けた具体的な取り組みや社会的貢献を発信する姿勢も重要です。CO₂削減実績や再生素材の使用比率などを数値で示せば、活動の成果を客観的に伝えられます。こうした可視化は企業への信頼を高め、行政機関や非営利団体との連携にもつながる可能性があります。展示会というリアルな接点を通じて理念と実績を明確に伝えられると、環境課題に真摯に向き合う企業としての存在感を高め、競合優位性の確立に寄与するでしょう。
環境・エコロジー分野の展示会出展に興味をお持ちの方へ
環境・エコロジー分野の展示会には、製造業や金融、物流など業界の垣根を超えた意思決定層が来場します。会場には脱炭素や資源循環、新素材など多様な技術が集まり、自社の環境ソリューションを環境負荷低減の文脈で効果的に発信できます。最新の政策動向や経営事例を学べるセミナーも充実しており、商談と同時に業界トレンドを深く理解できるでしょう。
ただし、展示会への出展を成功させるためには、事前の綿密な準備が欠かせません。目的を明確にし、十分な準備期間の確保が成功の鍵となります。特に人気な展示会は早い段階で枠が埋まり、出展ブースの位置も先着順で決まるケースが多いため、出展時期の確認と早期申込みが重要です。
最新の展示会の開催情報や出展方法の詳細は、RX Japan公式ページの展示会開催情報や展示会出展パーフェクトブック(無料)をご確認ください。

RX Japan合同会社 マーケティング本部 瀬戸 優和
2006年にリード エグジビジョン ジャパン株式会社(現在のRX Japan)に入社。医薬品製造技術の展示会「インターフェックス」などを担当し、営業活動/マーケティング活動に従事。2009年には営業責任者、来場者集客責任者に就任。その後、医療・介護の展示会「メディカルジャパン」の新規立ち上げを担当し、2013年2月に初開催。2020年からは、社内でマーケティングを広めて、デジタルマーケティングやツールの導入や代理店との新たな連携を促進するなどし、社内でのマーケティング文化の醸成、リテラシー向上にむけて活動を行った。
2025年マーケティング本部新設と同時に同年1月よりマーケティング エグゼクティブエキスパートに就任。
ゼロからはじめる
展示会パーフェクトガイドブック
はじめて出展される方などを対象に展示会出展までに
やるべきことをフェーズごとにご紹介
Current or Upcoming Exhibitions
開催中・近日開催の展示会
関連記事
展示会マーケティングはいつ始める?はじめてでも失敗しない社内準備のポイントを解説
展示会出展で使える補助金・助成金|国や各自治体による展示会支援内容のまとめ
イベントマーケティングの最適な方法とは?目的・メリットと効果をあげるコツを解説







監修者プロフィール