この記事でわかること
- 医療業界向け展示会の特徴と活用ポイント
- 医療業界向け展示会の出展により得られるメリット
- RX Japan主催の医療業界向け展示会の概要
医療業界の展示会は、最先端の医療機器や技術の発表や商談に加え、企業、医療関係者との交流の場として注目されています。本記事では、医療分野に特化した展示会の特徴や出展のメリット、さらにRX Japanが開催する代表的な医療業界向け展示会をいくつか紹介します。
医療業界向け展示会の特徴
医療業界向けの展示会は、最新の医療機器や技術、研究開発の成果が発表、展示されるほか、商談が活発に行われる場です。国内外の再生医療関連企業、病院、薬局、健診機関、在宅医療・訪問診療機関など、医療・ヘルスケア分野の幅広い関係者が、医療機器、医療ICTシステム、在宅医療関連機器、福祉用具、病院設備、衛生・感染対策用品など、多様な商材を求めて来場します。
学会やフォーラムでは講演が中心となるケースが多い一方で、展示会では出展企業の比較・検討が来場者の目的になります。そのため、具体的な導入を視野に入れた意思決定権を持つ医療関係者が多く訪れる傾向が見られます。また、国際展では海外からの出展企業および来場者の割合が高く、日本にいながら海外市場と接点を持てる点が特徴です。
RX Japanが主催する医療業界向け展示会4選
RX Japanは日本国内で多数の業界専門展示会を主催しており、それぞれの展示会はテーマごとに特化しています。今回は、病院やクリニックなど医療分野に焦点を当てた展示会をいくつかピックアップして紹介します。
病院 EXPO(メディカル ジャパン内)
病院EXPOは2015年の大阪展から始まり、2018年には東京展も加わりました。現在は年2回開催される大型展示会として定着しており、毎回多くの出展社と来場者が集まっています。「未来の医療・介護・福祉を変える。」をテーマに、2040年を見据えた医療提供体制の課題解決を目指すプラットフォームとしての役割を果たしています。
| 展示会名 | メディカル ジャパン |
| 構成店名 | 病院 EXPO |
| 取り扱い品目 | 画像診断機器、治療用機器、手術用機器、検査ベッド、放射線管理設備、搬送ロボット、手術室設備、電子カルテ、ナースコール、在宅医療用システム、受付・自動精算機 など |
| 開催場所 | 幕張メッセ・インテックス大阪 |
| 特徴、ポイント | ・展示会「メディカル ジャパン」内で開催 ・東京展18,000名、大阪展12,000名の来場見込み ・豪華講師陣によるセミナーも連日開催される ・開業予定医向け、未病・予防医療に関する展示会も同時に開催される ・病院関係者だけなく、クリニック・薬局・介護事業者も多数来場する ・専門エリアが充実している(看護フェア、省エネ・コスト削減ソリューションフェア など) |
| 詳細ページ | https://www.medical-jpn.jp/tokyo/ja-jp/about/hos.html |
クリニック EXPO(メディカル ジャパン内)
クリニックに必要な医療機器、院内設備や備品、電子カルテに加え、開業支援、新規クリニック物件情報などクリニックを運営する上で必要な製品・サービスが出展する展示会です。
| 展示会名 | メディカル ジャパン |
| 構成店名 | クリニック EXPO |
| 取り扱い品目 | 医療機器、医療用ロボット、超音波画像機器、電子カルテ、受付・整理券システム、会計・予約システム、医療モール物件、クリニック建設・施工、自動精算機、空気清浄機・加湿器 など |
| 開催場所 | 幕張メッセ・インテックス大阪 |
| 特徴、ポイント | ・展示会「メディカル ジャパン」内で開催 ・東京展18,000名、大阪展12,000名の来場見込み ・豪華講師陣によるセミナーも開催される ・未病・予防医療、介護予防に関する展示会も同時に開催される ・クリニック関係者だけでなく、健診センター・病院・薬局・介護事業者も多数来場する ・専門エリアが充実している(在宅医療・訪問介護フェア、美容医療・自費診療フェア など) |
| 詳細ページ | https://www.medical-jpn.jp/tokyo/ja-jp/about/cli.html |
医療DX・IT EXPO(メディカル ジャパン内)
日本最大級の医療DX専門の商談展です。「医療DX令和ビジョン2030」に則り、病院・クリニック・薬局における「DX化」が政府主導のもと急ピッチで進行している中、医療機関の来場者から「医療DXの専門展・最新情報が集まる場を創ってほしい」というご要望を受け、2025年に初開催となりました。病院・クリニック、健診センター・人間ドック機関をはじめとする医療従事者、医療法人経営者、医療機器メーカー、医療機器卸、研究機関、行政・自治体など幅広い業界関係者が一堂に会する貴重な機会です。
| 展示会名 | メディカル ジャパン |
| 構成店名 | 医療DX・IT EXPO |
| 取り扱い品目 | AI診断支援、画像診断AI、生成AI・音声AI・医療用AI、電子カルテ・クラウド、遠隔医療システム、画像管理システム、治療用アプリ、医療ロボット、Web問診システム、自動案内システム など |
| 開催場所 | 幕張メッセ・インテックス大阪 |
| 特徴、ポイント | ・展示会「メディカル ジャパン」内で開催 ・東京展18,000名、大阪展12,000名の来場見込み ・豪華講師陣によるセミナーも開催される ・開業予定医向け、未病・予防医療に関する展示会も同時に開催される ・病院関係者だけなく、クリニック・薬局・介護事業者も多数来場する ・オープンピッチセミナー付出展プランにより、展示会内でパートナー探しができる |
| 詳細ページ | https://www.medical-jpn.jp/tokyo/ja-jp/about/dx.html |
以上3展は、メディカル ジャパン 内にて開催。
メディカル ジャパン とは▼
https://www.medical-jpn.jp/hub/ja-jp.html
再生医療 EXPO(INTERPHEX WEEK内)
再生医療 EXPOは、再生医療・細胞研究に必要な研究機器、製造設備、備品、各種サービスが出展し、再生医療企業・医薬品メーカーが多数来場します。
| 展示会名 | INTERPHEX WEEK |
| 構成店名 | 再生医療 EXPO |
| 取り扱い品目 | 研究機器、細胞保存・フリーザー、自動培養装置、試薬・培地、滅菌・クリーン化、定温輸送サービス、受託製造・CPC、再生医療等製品 など |
| 開催場所 | 幕張メッセ・インテックス大阪 |
| 特徴、ポイント | ・展示会「INTERPHEX WEEK」内で開催 ・東京展35,000名、大阪展13,000名の来場実績がある ・東京展では、来場者の74.8%が関東・東日本から来場している ・大阪展では、来場者の82.3%が関西・西日本から来場している ・積極的に海外医薬品メーカーを誘致しているため、日本にいながら海外企業にも製品を売り込める展示会である ・オープンピッチセミナー付出展プランにより、展示会内でパートナー探しができる |
| 詳細ページ | https://www.interphex.jp/tokyo/ja-jp/about/rmt.html |
医療業界向けの展示会に出展するメリット
展示会に、病院やクリニック、医療機器ディーラー、医薬品商社の経営層など、導入決定権を持つキーパーソンが多数来場するため、その場で商談から受注へとつながりやすい点が魅力です。また、一度の出展で多くの潜在顧客との接点が持てるため、短期間でリードを獲得し、販路拡大を加速させることができます。さらに、臨床現場を再現したデモンストレーションにより、製品の機能性や操作性、安全性を直接体験してもらえるため、言葉だけでは伝えにくい価値を効果的にアピールできます。競合製品と比較されやすい展示会という場だからこそ、自社の強みを明確に提示し、ブランドの印象を短時間で強く残せる点もメリットです。
医療分野のキーオピニオンリーダー(KOL)と接点を持てる可能性がある
医療業界の展示会には、大学病院の教授、学会理事、専門医など、臨床現場で高い影響力を持つキーオピニオンリーダー(KOL)が多数来場します。KOLは学会発表や論文、講演を通じて医療業界全体に影響を与える存在です。多くの展示会では、こうしたKOLが登壇する講演やセミナーが同時開催されており、講演後にそのまま展示ブースを視察するケースも見られます。これにより、KOLへ直接自社製品を紹介できる貴重な機会が生まれます。通常ではアポイント取得が難しい彼らとの関係性を築ければ、自社製品の有用性を評価してもらえる可能性もあります。そして信頼を得られれば、学会や専門誌での紹介、医療機関での導入検討、さらには他企業への情報波及など、製品の信頼性やブランド価値を高めることにもなるでしょう。
臨床現場でのリアルな声を吸い上げられ商品開発・改良に活かせる
医療展示会には、医師・看護師・臨床工学技士・薬剤師・医療機器ディーラーなど、日々医療機器を実際に使用している現場の方々が来場します。そのため、使用感や改善要望、導入時の課題といった、実践的かつ高い解像度のフィードバックが得られます。普段の商談であれば個別にしかもらえない複数の職種の意見を、1つの会場で横断的に収集できるため、医療現場の幅広いニーズを踏まえた商品改良を行える点が展示会の強みです。
また、多くの展示会は年に1〜2回開催されるため、初回で得た課題を踏まえて製品改良を行い、次回の展示会でその成果を再評価してもらうという、開発のPDCAサイクルを短期間で回せます。さらに、展示会で得た使用感や評価コメントを営業資料やWebサイト、SNSなどに活用することで、より説得力のある情報発信が可能になります。
医療業界の展示会出展に興味をお持ちの方へ
医療業界向けの展示会は、病院やクリニックなどの導入決定権を持つ来場者が集まり、商談が進みやすい場です。KOLが講演後にブースに訪れる機会もあり、通常出会いにくい専門家へ製品やサービスを直接紹介し、評価や助言が得られる可能性があります。また、医師や看護師、薬剤師など多職種から実践的なフィードバックを一度に集められるため、現場ニーズを踏まえた商品改良が行えます。
一方で、展示会出展には事前の準備が不可欠です。目的を明確にし、十分な準備期間の確保が成功の鍵となります。特に人気な展示会は早い段階で枠が埋まり、出展ブースの位置も先着順で決まるケースが多いため、出展時期の確認と早期申込みが重要です。
最新の展示会の開催情報や出展方法の詳細は、RX Japan公式ページの展示会開催情報や展示会出展パーフェクトブック(無料)をご確認ください。

RX Japan 合同会社 第4事業本部 畠山 祥代
2008年入社し、医薬品製造・開発、医薬品原料、バイオテクノロジー、化粧品、メディカル、ファッション分野の展示会マーケティングに従事。2020年から「メディカル ジャパン」のマーケティング専任となり、2023年から「メディカル ジャパン」の国内外マーケティング統括に就任、現在に至る。
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